山行記 ---燕岳〜槍ヶ岳('07.08.13 天狗池〜下山)---
******御来迎******
御来迎 早朝、御来迎を見ようと、待機。 明るくなってくる様子を見ていると、どうも、槍穂の付け根のあたりから 太陽が出てきそうな気配。

三脚を立てて、待っていると右手のほうで歓声が。 自分のところからは、太陽が見えず、 慌てて移動して撮った写真がこれです。 時間は5時ごろでした。

本当に槍の姿は神秘的ですね。 これまで見たご来迎の中で、 最も神秘性を感じたものでした。

朝食をとった後、出発。 ルートは中岳、天狗池に寄り道をして、一気に上高地へ下る コースを選択しました。 槍ヶ岳〜中岳のルートを行く人のほとんどは、 大キレットへ向かう人です。 大キレットを結構間近に見ることができるかと期待しましたが、 あの辺りがそうかなぁ、という程度に見えただけでした。

******天狗池******
天狗池方面への分岐からの下りは、かなり 険しい道でした。 この日は楽だろうとタカをくくっていたので、 もう一度気を引き締めての下山になりました。

結構下ったところで、大怪我をしている方に出会いました。 すでに対応されている方がいたので、特に何をするでもなかったのですが、 かなり心配な状態でしたので、 山岳警備隊の方が来るまで待つことにしました。

雪渓 すると、私がかなり苦労しながら下りてきた道を、ものすごいスピードで 下りてくる方を発見。 この人が山岳警備隊の人でした。 さすがにプロは違いますね。

あまり人が集まっていても邪魔なので、これで安心して先へ進むことに しました。

天狗原への道の途中には雪渓があり、 雪渓越しにわずかに槍の穂先を見ることができました。 アイゼンが必要な雪渓ではなかったです。

そして、このルートを選択した最大の目的である 天狗池に到着。

逆さ槍 ちょうど槍ヶ岳が天狗池に映り、逆さ槍を 見ることができます。 のはずだったのですが、あろうことか、池の向こう側で食事をしている 登山者が。。。 写真に撮っても、その登山者が写ってしまう。。。

仕方なく、こちらも食事休憩をすることに。 彼らが去った後、撮った写真がこれです。 実物の槍も、池に映った槍も、両方を綺麗に撮るのが難しかったです。

コントラストをいじったりしていますが、今回の旅の中で 最も気に入っている写真ですね。

******上高地******
実はこの時点で予定に狂いが生じていて、 乗る予定のバスに間に合わない。 これは管理人の単純な計算ミスだったと思うんですが。。。 そのことに槍沢ロッジで気づきました。

本来ここから約5時間かかるのですが、バスまで4時間程度しかない という状態。。。 松本にもう一泊するという手もあったのですが、 「頑張ってみる?」と聞くと「うん、頑張ってみるか。」 との返事があったので、 ここから猛スピードで下りました。 すでにかなり平坦な道でしたので、 あとは体力勝負

なんと約3時間半で下りました。 あれだけ多くの人を抜いていったのは初めてです(笑)。

いつもなら、一風呂浴びて、一杯飲んでから帰るところなのですが、 今回は電車の時間上、あきらめて松本でYと別れました。

圧倒的な威圧感を持つ槍ヶ岳に、 優しい姿をみせる燕岳。 また、訪れたい山ですね。

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(8月11日)松本宿泊

(8月12日)中房〜燕岳

(8月13日)燕山荘〜槍ヶ岳(前半 槍ヶ岳山荘まで)

(8月13日)燕山荘〜槍ヶ岳(後半 槍ヶ岳登頂)

(8月14日)天狗池〜下山

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