山行記 ---燕岳~槍ヶ岳('07.08.13 燕山荘~槍ヶ岳)---
******ご来迎******
13日はいよいよ今回の山行のハイライト。

ご来迎を見るために4時半頃にはいったん外に。 徐々に空が明るくなって、燕岳のシルエットが 美しく浮かび上がっていました。

燕岳のシルエット 食事を済ませて、ご来迎を待ちました。
ご来迎はちょうど5時頃。

その日のうちに槍ヶ岳山荘まで到着するという若干の強行日程のため、 ゆっくり出発支度を整えている人を尻目にそのまま出発しました。 前日の登山と違い、稜線の向こうに槍の穂先を見ながらの 山行で、穂先が徐々に大きくなっていくのに励まされます。

道も稜線を歩きますので、平坦な道が続いており、 楽しい山行でした。 切通岩では、大天井岳を迂回する 道もあるのですが、 目の前にあって、展望がよいと聞く山に登らないなんて 選択肢はない、と勇んで登ることにしました。

******大天井岳******
が、、、等高線をよく見ておくんでした。 かなりの急登で、 この日の後半足にきたのはこの登山の 影響だったのは間違いありません。。。

大天井岳より 必死の思いで山頂に到着したのは8時半。 さすがにここで一服しました。 ただ、頑張って登ってきただけあって、景色は最高。 360度の大パノラマが広がっていました。 彼方には富士まで見えました。

大天井からの下りがまたきつかったです。 道は険しく、急坂ですので、足の消耗 が著しかったです。 やっぱりここが北アルプスであることを思い出さされました。

大天井ヒュッテで一休み。 ここから下って、また登るのですが、稜線の道ですので 比較的歩きやすく、再び楽しい山行になります。

******東鎌尾根******
11時半頃にヒュッテ西岳。 前方で二日目終了ー!と叫んでるパーティがいましたが、 こちらは槍ヶ岳山荘まで向かう予定でしたので、そのまま通過。 天気がやや怪しくなってきたのと、足の疲労を少し感じていましたので、 やや不安を感じながらの先へ向かいました。

槍ヶ岳を遠望 「西岳登る?」と聞いたら、「いや、いい」と即答。
「うん、同感やね。」という会話を交わして、先へ。 おそらく槍ヶ岳そのものを除けば、今回の山行で 最大の難所と思われるところが待っています。 これ以上足を消耗するべきではないでしょう。

西岳ヒュッテを過ぎると一気に下ります。 はしご場が連続してあり、 しかもかなり長い。。。。 正直なところ、結構怖かったです(笑)。 といっても、はしごはよく安定していて、安全ではあります。 ただ、どうもはしごは好きになれないんですよね。

はしご場 ここから一気に600mほどを登っていきます。 実はこの間写真がまったくありません。 撮影どころじゃなくなるくらい、きつかったんですね。。。 雲行きがどんどん怪しく なってきたこともあって、 せめてヒュッテ大槍に着くまでは天気がもってほしいな、と 願いつつの登山でした。

無事に、たいして雨に降られることもなく、ヒュッテ大槍に 到着したのは14時過ぎ。 天気がもっていることと、大きくなった 槍の穂先に励まされて、 当初の予定通り、槍ヶ岳山荘に向かいました。

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(8月13日)燕山荘~槍ヶ岳(後半 槍ヶ岳登頂)

(8月14日)天狗池~下山

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