山行記
---八ヶ岳('08.08.11 赤岳鉱泉〜横岳〜赤岳天望荘)---
******硫黄岳******
硫黄岳への道は相変わらず林の中の道が続きます。

硫黄岳への登山道 7時半頃に赤岳鉱泉を出発して、9時頃に赤岩の頭へ到着して、 ようやく林の中を抜けました。 ここからの眺めは絶景で、北八ヶ岳を北に見て、南には赤岳が 雄大にそびえる姿を見ることができました。

ここからもうひと頑張りして、硫黄岳 山頂へ。

この山の山頂は切立った崖があって、火山としての 威容を感じさせます。 ただ、この山は山頂が珍しく平坦で、多くの人が 山頂でくつろいでいました。

この山頂でカメラを頼まれた集団に、この後よく出会って、 その度にカメラを頼まれてしまいました(笑)。 でも、こういう邂逅も 山の魅力かもしれませんね。

その後、硫黄岳山荘へと向かいましたが、この周辺は コマクサのお花畑が実に見事でした。 やや最盛期は過ぎているようでしたが、 それでもそのまだまだ優雅に咲き誇る姿を見ることができました。

******横岳******
硫黄岳までの道のりが特に難所もなく平坦でしたが、、 硫黄岳から横岳、そして赤岳へかけての道は一転して、 くさり場が連続する難所続きでした。

チシマギキョウのお花畑 天気のほうも、ガスが出てきて、景色を堪能するというわけには いかなくなってきました。

やっとのことで登った山頂は、残念ながらガスがかかって、 一面真っ白でした。 ここで、硫黄岳山頂でカメラを頼まれたパーティとまた遭遇して、 写真を撮ってあげました。

彼らのパーティは先へと進んでいきましたが、 11時半頃と、ちょうど昼飯時だったので、こちらのほうは ここで昼食をとることにしました。

昼食後は、いよいよ今晩の宿、『赤岳天望荘』へと向かいました。 途中、昼食中の先ほどのパーティを追い越して、 「また、会いましたね」と笑いながら会話を交わしました。

相変わらず難所は続きますが、途中お花畑 があって、それを楽しみながら進むことができました。

******赤岳天望荘******
赤岳天望荘には13時半頃到着。

なんとコーヒーを飲み放題 という素晴らしいサービスがありました。 ここでも大部屋と個室を選べましたが、やはり大部屋で 宿泊することにしました。

コーヒーを飲みながら、ゆっくりくつろいで、 談話室のテレビで北京オリンピック を見て楽しみました。 いつもは、山の上では下界の情報を得ることを嫌ってるのですが、 オリンピックばっかりは別物ですね(笑)。

赤岳天望荘の夕食 ここで、北島が世界新で 100m平泳ぎを制したことを知りました。 さすがですね。 明日の赤岳登頂へ向けて勇気付けられたような気分です。

さて、赤岳天望荘で有名なのが、 夕食のバイキングです。 残飯の処理が大変な山小屋でバイキングを楽しめるとは驚くばかりです。 味も非常によかったです。 つくづく食事は山小屋の大きな楽しみの一つだと思います。

もう一つ、私にとって予想外の楽しみがありました。 なんと五右衛門風呂に 浸かることができたのです。 5,6人は入ることができようかという大きな釜の風呂で、 気持ちよく汗を流すことができました。 2700mという高所にある山小屋で風呂に入れるというのは 至福の極みですね。

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