ホイアン②(2009年05月02日)
******スコール******
そのまま町の中心部へと向かいながら、ふと空を見上げると、 雲行きが怪しくなっています。 まずい、と思ったのも束の間。 あっという間に土砂降りに変わりました。

スコール 夕立、というかまさにスコールです。 ベトナムが南国であることを改めて思い出さされます。 とはいえ、雨が降りそう、という感覚は一緒なんだなぁ、と 妙なところで感心してしまいました。

やや雨がましになったところで、歩き出しました。

中心部へ向かう途中にある観光チケット売場でチケットを購入。 このホイアン、妙な観光システムをしているんですね。 観光チケットで5箇所を巡ることができるんですが、 単独で入ることのできるチケットはないんです。

そのうえ、5箇所といっても好きに選べるわけでもなく、 5つグループ分けされていて、同じグループのところは 1箇所しか巡れないのです。 例えば進記家と馮興家は同じグループなので、 両方見ることはできないわけです。

同じグループで2箇所行きたいなら、2つ観光チケットを買うしかない。 実に非合理的です。

来遠橋(日本橋) まず向かったのは来遠橋、 またの名を日本橋。 日本人によって架けられたと伝わっています。 その昔、日本人町があった面影がここに残っているわけです。

橋の中央部に廟のようなものがあって、そこに入るのに チケットがいうようでした。 橋を渡る分にはチケットを見せる必要がなかったので、 同じグループの関公廟を見るために、ここではチケットを温存することに。

橋そのものは確かに趣がある橋ではあるのですが、 個人的にはそんなに感激するものではなかったです。

******ホイアン散策******
続いて、古い住宅、進記家へ と向かいました。

進記家 漁師の家ということですが、結構立派なつくりをしています。 が、それ以上に目をひいたのが、 過去の日付と共に壁にひかれた白線。

過去の洪水で、 ここまで水位が上がったということを示しているわけです。

9月~11月がホイアンの雨季で、その時期には目の前のトゥボン川が あふれて、洪水を引き起こすということは知識として 知っていたのですが、こうやってみるとホイアンの人々が 毎年洪水と戦っているのだなぁ、と何か感慨深くなりますね。

さらに、関公廟、福建会館、貿易陶磁博物館などを巡りながら、 ホイアンを散策しました。 ホイアンという町は本当に情緒がありますね。

Sはベトナムで一番ここを気に入ったようでした。 (個人的にはホーチミンがよかったので、ホイアンは二番かな。) 昨年、台湾で訪れた鹿港の町並みの雰囲気に似ています。 ただもっと洗練されているといったほうがいいです。 日本で言えば、由布院 を連想する町並みです。

ホイアンの町並み お昼ごはんを食べるために、トゥボン川沿いのカフェに入りました。 この町は、店が入りやすい雰囲気になっているのもいいです。 明らかに、欧米の観光客を意識したつくりになっています。

さて、そのカフェでのこと。 店の女の子と雑談をしながら食事をしていたのですが、 ふと思い出したように、、買い物するなら市場案内してあげるよ、と。

断るのが正解とは知っているのですが、 他二人が行こうよと言うし、 たまにはのってみるのも面白いか、という気になって、 案内してもらうことにしました。

歩きながら、話を聞いていると、叔母さんの店にいいシルクがあるよ、と。 あぁ、目的はそれか、と。 すると、IとSの二人は私に押し付けるように、そっと離れてしまいます。 行こうって言っておいて、、、全くひどい話です(笑)。

仕方がないので、その叔母さんの相手を少しして、 買うつもりがない、と丁重にお断りしました。 二人は店の外に逃げて、外から眺めて笑っているのですから、、、 とんでもない。

二人にも、どこかで体験させてあげねば、と心に誓いました。

******ランタンの灯******
夜は、趣のある店の チュンバック"Trung Bac"で夕食。

ランタン 昼食に続いてホワイト・ローズや、カオ・ラウを食べました。 味は文句なく美味しかったです。 店の雰囲気もよくて、それが味をさらによくしている気がします。

さて、ホイアンの夜は雰囲気が変わります。 ランタンに灯りがともり、まるでお祭りのようです。

ホイアンに来て、一泊せずに帰るのはもったいないですね。

このランタンに惹かれて、ついに翌日ランタンを 買ってしまったくらいです。

ホイアンの夜 この夜のホイアンの散策は何かしらロマンチックというか、 エキゾチックで、歩いているだけで楽しくなってきます。

この日、お腹を壊していなければ、カフェで飲んで楽しむところ なんですが、、、それはさすがに自重。 ぐるっと町を一周して、写真を撮ってまわりました。

我が愛機Caplio GX100はすごく気に入っているのですが、 夜の写真を撮るときは、やっぱり一眼レフが欲しくなりますね。。。 同行のIが一眼レフだったのですが、やっぱり階調が全然違います。

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