カッパドキア②(2011年05月02日)
******ウフララ渓谷******
続いて向かった先がウフララ渓谷。 洞窟の教会があったりして、トルコがキリスト教の歴史に重要な役割を果たした土地であることを 改めて思い出させてくれたりした。

が、残念ながら、個人的にはさほど面白いと感じることはなかった。 切り立った崖が川の両脇にそびえた景色は決して平凡ではないのだが、事前に奇岩が並び立つ神秘の 景色を見てしまうと、つまらなく感じてしまうのだから、人の感覚とは罪なものである。

渓谷でランチ さて、そういえば、このツアーではクマの異能を知った。 美人を発見することに天才的才能を発揮するのである。 このツアーで彼が発見したのは、チリから来ていた美人女性である。

日本に帰って、クマから写真をもらうと、やけにこの美人女性が写っていた(笑)。

さて、このツアーの売りの一つが、渓谷でのランチである。 トルコ料理であるピラフにナンを頂いた。 味はまずまず。 感激するほどのものではないが、悪くない。

******洞窟都市******
続いて向かったのが、古代の洞窟都市である。

洞窟都市 岩に穴を掘って、作られた都市は、年代は忘れてしまったが、かなり大昔に作られたものだとか。 ここが厨房、寝室、食料貯蔵庫、神殿、といろんな部屋があると説明を受けた。 内部は、階段や通路で迷路のように繋がっていて、それだけでも面白い。

いずれにせよ、こういうところは、いかにもカッパドキアという気がする。 私の勝手なイメージかもしれないが。。。

ところで、我々とは別のガイドが、1ヶ月半前にはここで日本の人のために祈りを捧げた人がいた、 と解説していた。 1ヶ月半前といえば、東日本大震災という未曾有の大災害があった時期。 日本からはるかに離れた地で、祈りを捧げてくれる人がいたのである。

しかも、このガイドは日本人のいないツアー客を連れていた。 それにも関わらず、そんな話をしていたのは、いかに世界の人々は心を痛めていたかという証だろう。 コメントが難しいが、そういう気持ちはありがたいと思わねばなるまい。

******地下都市******
続いて、一行が向かった先が地下都市である。 カッパドキアの著名な地下都市は2つある。 デリンクユとカイマクルである。

地下都市 私の拙い英語力では聞き取れなかったが、階層から察するに、我々が訪問したのはデリンクユだと思われる。

何のために、こんな地下に都市を築いたのか、謎のままだという。 紀元前には、既に存在し、あるときふっと滅亡した謎の都市。 地球の歩き方によると、この地下8階まである都市には、4万人が住んでいたという。

ガイドが、ここは厨房、ここは教会、ここは寝室、という具合に教えてくれて興味深い。

ところで、この都市にはいくつも防衛用の設備が備えられている。 通路を塞ぐ丸い扉があちこちにあり、横から槍を突ける構造になっている。 まさに鉄壁というべき地下要塞である。

が、その鉄壁の要塞であっても、滅亡の日を迎えている。 思うに、やはり人は太陽の下で暮らさないと駄目なのである。 そんなことを思わされた都市であった。

******小さな戦士******
さて、ツアーからホテルに戻ってのこと。

夕食へ食べるためにホテルを出たところで、ボールが転がってきた。 一人でバレーボールを楽しんでいた小さな女の子に投げ返してあげると、 なんとポンとトスを返してくる。

小さな戦士 それならばと、こちらもトスで返してあげると、またトス。 見ず知らずの旅人、それも東洋人に向かって、一緒に遊んでくれ、というわけである。

しかし、こちらも、お腹が空いている。 適当に相手したら、バイバイと手を振った。

すると、前に格闘のポーズをとった小さな戦士が現れた。 おそらく女の子の兄か弟か。 何奴!と、こちらも構えをとると、殴られた。。。

何を!と、反撃のポーズをとると、また、ボコッ。 コラ!と、向かっていくと、またボコッ。

ふと、隣を見ると、イシは女の子に捕まって、バレーボールをしている。 さらに隣をみると、クマは面白がって、カメラを構えている。 どうにもならない。 おかげで、散々殴られた。

しかし、この子、サービスはよかった。 カメラを構えると、格闘のポーズをとってくれた。 いい子である(笑)。

******壺ケバブ******
さて、二人のちびっ子となんとかお別れして、夕食へ。

向かったのは、ホテルで勧めてもらったレストラン。 残念ながら、名前は忘れてしまった。

壺ケバブ ここのお勧めは壺ケバブだという。 私は知らなかったが、カッパドキアの名物料理らしい。 店ではポットリーケバブと言っていたように思うが、別名をテスティ・ケバブ。

地球の歩き方を見ると、確かにテスティ・ケバブという名前が、 カッパドキアのいくつかのレストランにお勧めメニューとして紹介されていた。

これは実に美味かった。 今回のトルコ旅行随一であった。

そのお供はエフェスビールとカッパドキアワイン。 カッパドキアといえば、ワインなのである。 とはいえ、私には酸味が感じられて、好みではなかったが。

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