イスタンブール観光①(2011年05月05日)
******イスタンブールへ******
さて、この日はイスタンブールへ移動なのだが、飛行機の時間の都合で 朝が早かった。 本来なら、前日飲みすぎるなんて論外なのだが、旅に酒は付き物だから 仕方ないのである(笑)。

我々が朝起きるほうは問題なかったのだが、問題は宿主さんが起きていなかったこと。 何度もチャイムを鳴らして、寝ぼけ気味の宿主さん(の息子みたいだったが)に 宿泊費を払って、宿を後にした。

ところで、実は空港への送迎を頼んでいたのだが、その送迎がなかなか現れない。 どうなるのだろうか?と不安に覚え始めた頃に、ワゴン車でやってきた。 この送迎マン、しばらく走ると、道路の途中でバスを待つんだ、と言って車を停めてしまった。

確かにバスがやってきて、我々の車の前で停まると、その送迎マンが何やら交渉をして、 我々をバスに乗せてくれた。要するにバスの運転手と報酬を折半したのだろう。 といっても、地球の歩き方を見る限り、我々はふっかけられたわけではなく、 いたって正常な料金であったので、会社のマージンがない分、彼らもお得ということだろうか。

イスタンブールに到着して、さっそくホテルへと向かった。 泊まったのはアシュクンホテル(Askin Hotel)という スルタンアフメット地区のホテルである。

やはりイスタンブールは物価が高いのだろう。 これまでに泊まった他の都市のホテルと同価格帯ながら、質は他の都市のホテルに比べて、やはり劣る。 トルコの中心都市なのだから、仕方ないのかもしれない。

******八重歯******
話を少し戻そう。 中心部へと向かうトラムの中のことである。

前にいた小さな女の子が我々に興味を示して、しきりに何か言っていた。 当然ながら、トルコ語で、何を言っているのか分からない。 参ったね、と笑っていると、また反応した。

どうも私の八重歯が珍しいらしい。 察するに、隣のお姉さんに、ほら見て見て!って言っているようである。 まさかトルコ人には八重歯がないなんてことはないと思うのだが。

イスケンデル・ケバブ その後、近くのおっちゃんが通訳をしてくれて、この女の子との会話を楽しむことができた。 彼女曰く、私とイシは似ているらしい。 兄弟かと聞かれた。 それに対して、クマ一人まったく似ていない、と。 クマ一人、日本人離れしているということだろうか(笑)。

昼食はホテル近くのレストランで、私はパスタを食べたのだが、それよりも隣のイシが食べていた イスケンデル・ケバブが美味しそうにみえて仕方がなかった。 ヨーグルトソースがかかったケバブで、トルコの代表的ケバブの一つらしい。 ちなみにこのヨーグルト、甘くはない。

******トプカプ宮殿******
さて、イスタンブール最大の見所といえば、なんといってもトプカプ宮殿である。

あの世界帝国オスマンの皇帝の居城だったわけで、1460年代に着工し、実に400年間 世界に君臨した城がここである。 但し、オーストリアのシェーンブルン宮殿を見た私としてはちょっと期待外れではあった。

オーストリアの最盛期のほうが新しいからか、それとも帝国の後半に新しいドルマバフチェ宮殿に移ったためか。 そう思えば、ドルマバフチェ宮殿を見ずに帰ってきたのは、ちょっと心残りである。

ハレム この宮殿の見所の一つがハレムである。 日本語で言えば、後宮、あるいは大奥というべきだろうか。

但し、日本と違って、男子禁制らしい。 顔を合わせないように、食事も二重扉のドア越しに運ばれ、片方から差し出し、その扉が閉まった後に、 もう片方の扉から開くという徹底振りである。

また、名前から連想されるように、ハーレムの語源にもなっている。 想像とはやや違って、華やかというほどではなかったが、やはりタイルは美しかった

他の見所は、なんといっても宝物庫。 86カラットのダイヤモンドという、とんでもない宝石が展示されている。 最も、こうなると、もはや美しさなんてものを感じることができない。 ダイヤは小さく、慎ましく輝くから美しいのだと、再認識させられた。

他にも大きなエメラルドがついた短剣だとか、世界最大のエメラルドだとか、 たくさんの宝石が展示されていた。 が、そんなものより、モスクのタイルのほうが美しく感じるのは貧乏人の性だろうか。

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