台北市内観光②(2008年10月11日前半)
******迪化街******
朝、相部屋だった人がまだ寝ていたので起こさないように 気をつけて、8時頃に出発。

朝ごはんを食べられるところを探していると、 路地をちょっと入ったところに早餐の 文字が見えたので、その店へ。 どれが人気メニューですか?と指を指しながら、 英語で聞いたら、中国語で、これだ、みたいなことを。 英語を理解していた気配はなかったですけど、通じるものですね(笑)。

迪化街の廟の香炉 食べたのはハンバーガー。 焼くところから作っていただけあって、 その辺のファーストフード店より、よっぽどおいしかったです。 それでいて30元。日本円にして約100円。 素晴らしい。

さて、この日最初の目的地は迪化街。

台北という街は日本統治後に大きく発展するのですが、 この迪化街は清代末に栄えた街。 私は、古い街と聞くと俄然興味が沸く性質で、 必ず行くと決めていたところです。

期待に違わず、面白かったですね。 明らかに西洋建築を模倣しているんですけど、 やっぱりアジア的なんですよね。 こういう建物が違和感なく溶け込んでいるのを見るだけでも、 行く価値があるというものです。

迪化街 ところで、迪化街には小さな廟があります。 祭られてるのは、縁結びの神様。 入口にお参りの仕方が日本語で書いてありました。 これがなんとも面白い。 向こうは日本と違って具体的なんですね。

想う人の名前を伝えて、その人とどうなりたいかまでお伝えする。 想う人がいないなら、好みのタイプをお伝えする。

それが向こうのお参りの仕方なんですね。 漠然とした日本のスタイルとは大きく違って、 そういう文化の違いを感じられるのも海外旅行の面白さです。

******孔子廟******
そこから、歩いて北上し、向かったのが孔子廟。 私は街を歩いてまわるのが好きで、ついこうして歩いてしまいます。 そのほうが街の雰囲気を よく味わえるような気がするんですね。

このときも、道の途中に市場が開かれているのを見つけたので、 ぶらっと寄ってみました。 こうやって、観光客が普通行かないようなところを歩くのも、 現地の人の生活を垣間見れるような気がして、好きなんですね。 肉まんのようなものを買ったら、 意外にも英語が通じました。 屋台のおばちゃんが普通に英語を話すとは、台湾恐るべし、です。

大龍峒保安宮 さて、歩くと迷うこともあるわけで、やっぱりちょこっと 迷ってしまいました。 引き返すようにして、着いたのが大龍峒保安宮。

龍山寺と並ぶ名刹とあって、 非常に豪華な廟です。 その庭園に、太極拳か何かの修行をしている人が多くいました。 何やら、中華圏らしい情景に、俄然気分が盛り上がります(笑)。

日が落ちる前に日月潭に行きたかったので、 あまり長居できなかったのが残念です。

さて、そのすぐ近くにあるのが孔子廟。 中華圏に来たら、孔子廟は見ておかないといけない、 という、まぁ、例によって勝手な思い込みです。

孔子廟 論語を読まなければ、出世がかなわないという時代でなくなった今も、 孔子は学問の神様として 崇められているようです。 孔子廟は日本でいえば天満宮のような存在になるんですかね。

さて、孔子廟です。 意外にもそれほど人が多くなかったです。 静かな廟内に笛の音が響いていたのが、よかったです。 曲が終わって拍手すると、わずかに誇らしげに微笑んでいました。

人が少ないこともあって、この壮麗な建物を見てまわることを ゆっくり楽しみました。

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