カルルシュタイン城とチェコ古都巡り('08年5月1日)
******鉄道の旅******
カルルシュタイン駅の電車 二日目にどこに行こうかと考えて、宿でガイドブックを開きながら、 プラハ近郊のカルルシュタイン城、チェコではプラハに次ぐ人気観光地 チェスキー・クロムロフ、『モラビアの真珠』という賞賛の名をもつ テルチ、といった都市をピックアップしました。

が、欧州らしい美しい城 を見たいと思い、結局カルルシュタイン城へ 向かうことにしました。

朝プラハ中央駅の窓口で ヨーロピアンイーストパスをその日から使い始める ことを伝えて、その手続きを行いました。 いよいよヨーロッパ鉄道の旅のスタートと思うとちょこっと わくわくでした。 別に電車好きというわけではないのですが、やっぱりヨーロッパは 鉄道の旅でしょ、 っていうミーハーな気持ちがそうさせています(笑)。

前日にプラハ中央駅で時刻表をもらっていたので、Beroun行きの 電車に乗ればいいことは分かっていたのですが、 車内放送が聞き取れるかが心配でした。 でも、ちゃんと次の駅が車内の電光掲示板に表示されていて 一安心でした。

******カルルシュタイン城******
カルルシュタイン城 さて、手元のガイドブックには城までの地図が載っていないのですが、 城まで20分とあるので、駅から城が見えるだろうとタカを くくっていました。 が、駅から出ても城らしきものはどこにも見えません。 地図らしき表示も、標識も見えません。

弱ったなぁと思って、周りをよく見るとリュックを背負った 観光客らしき人がたくさんいました。 こんなに辺鄙なところだから、目的はきっと一緒だろう、と 彼らについていくと、目の前にふと現れました。

白い壁に青の屋根が美しく、 もう絵本の世界です。 他に優先して選んだ甲斐があったと思った瞬間でした。

城内の観光は勝手に入ることはできず、ガイドツアーのみで それも1時間に1回のみでした。 そのことに気づかず、着いて朝食をのんびり食べている間に 1時間に1回の貴重なツアーが出発してしまいました。

のんびりツアーの出発を待っているうちに、ふと 一大事に気づきました。 この日、ウィーンまで行くつもりでいたのですが、 予定のウィーン行きの電車に間に合わない可能性があることに 気づきました。 が、このまま城内を観光せずに帰るのはいくらなんでも、もったいない。 それで、そのまま城内観光ツアーに参加しましたが、 やっぱり時間を気にしながらの観光はするもんじゃありませんね。 時間が気になって、観光を堪能とはいかなかったです。

******ブルノ******
ツアー後、大急ぎで駅へと向かいました。 が、やはりそもそも無理があったようで、まだまだ駅まで遠いところで 電車が去っていく音を聞きました。 次の電車は一時間後で、もちろんウィーン行きの電車には 間に合わないことが確実になりました。。。

ブルノ 次のウィーン行きは5時間後。 プラハ中央駅に着いて、電光掲示板を見るとブルノ行きがすぐ 発車することが分かりましたので、とりあえず飛び乗りました。 ウィーンに近づけば、別の電車もあるだろうと思ったんですね。

そのことは間違っていなかったのですが、結局ブルノでの待ち時間も 長く、ウィーンに着く時間はプラハからの直行便より30分早いだけの 電車しかありませんでした。 それならブルノを観光 するいい機会だろうと、市街を散策することにしました。

チェコ第二の都市と聞いていましたが、 工業都市の汚さは感じず、むしろチェコを代表する 古都としての趣があり、実に美しい街でした。 チェコは街並みを保全しようという意識が濃厚なのかもしれませんね。

これまでおつまみ程度の夕食しかとっていなかったのですが、 この日初めてそれらしい夕食をとりました。 が、なんといっても感動したのは、やっぱりビールです。 『スタロブルノ』という銘柄だったので、 これってブルノ産ですか?とウェートレスさんに 聞いたらやはりそうでした。 私の中ではベストオブビールです。

******ウィーン到着******
ブルノから電車に乗って約2時間後の21時半、 ウィーン南駅に到着しました。 地下鉄の切符をどこで買ってよいか分からず非常に困りました。

少し体調が思わしくないこともあり、やむを得ずタクシーを 利用しました。これが今回の旅行で唯一のタクシー利用になりました。 宿泊予定のユースホステル『ミルテンガッセYH』の名前では 通じなかったですが、住所を伝えると、なんと迷わずぴたっと その前に車をつけてくれました。 欧米は通りの名前で住所が構成されているから、住所を見れば、 場所は一目瞭然と聞いていましたが、実際にその様を見せられると 驚きですね。

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