******ブダペスト到着******
ブダペスト滞在予定時間が短かったので、朝のうちにブダペストに着こうと、
朝5時過ぎにホテルを出ました。
さすがに人通りはまばらでしたが、意外にも電車には
結構人が乗っていました。
ブダペストへ着いて、まっさきにブダペストカードを購入したのですが、
結果的には一日乗車券を買うべきでしたね。
ブダペストカードの恩恵を受けることがありませんでした。
まずユースホステル『マルコポーロYH』に荷物を置きに行きました。
宿泊費は現金のみと知って慌てました。
実はすでに現金は日本円、ユーロともに尽きていたのです。
とりあえず荷物を預けて、市内へ。
キャッシングをするためにATMを探してさまよいました。
このATM探しと、観光案内所探しに手間取って、
早くついたわりには、お昼になってしまいました。
聖イシュトバーン前のカフェで昼食にパスタをとりました。
観光の目の前の手始めに聖イシュトバーン大聖堂へと入りました。
ここの内装は圧巻です。
こんな素晴らしい建物に無料で入ることができるとは、
個人旅行者にとっては嬉しいことです。
******国会議事堂******
ブダペストの国会議事堂。
ブダペストに来た最大の目的が、これを見ることにありました。
日本の国会議事堂からは想像できないくらい、とにかく美しい建物です。
ドームはルネサンス様式、外観はネオゴシックとか言いますから、
純ヨーロッパ様式なのでしょうが、私はこの建物に
イスラム文化の香りを感じるんですね。
かつてトルコに占領され、トルコが去った後はハプスブルクによる
支配を受けたブダペスト。
ハプスブルクの首都ウィーンにハンガリーの実力を見せつけるために
建てられたことを想ってみると、
マジャル民族の誇りを感じます。
ウィーンに対抗する気分がイスラムの香りを呼び込んだのでは
ないかと想像したくなります。
さて、国会議事堂の中を観光したかったのですが、
午前中でツアーは終わりだったらしく、
中へ入ることはできませんでした。
やむを得ず、地下鉄でドナウの下を通って、漁夫の砦へと向かいました。
ところで、国会議事堂ですが、ドナウの対岸から見る姿が最も
美しいと思います。
ちょうど対岸からも眺めてみるべきだったなぁと、
ちょっと後悔しています。
漁夫の砦からは、ドナウを挟んで向こう側に国会議事堂を
眺めることができます。
また、ドナウに架かるくさり橋と、その向こうに見ることのできる
聖イシュトヴァーン大聖堂。
漁夫の砦からの景色を眺めていると、
ドナウで最も美しい街
と讃えられるのも頷けます。
******くさり橋******
王宮を眺めながら、王宮の丘を散策しました。
王宮の丘からのドナウの眺めも素晴らしいです。
個人的には、漁夫の砦からの眺めよりも王宮の丘からの
眺めのほうが美しいように思います。
王宮の丘を下りて、くさり橋へと向かいました。
この橋がブダペストをより美しく見せているように思います。
街並みの美しさだけならば、ウィーンやプラハに劣るように
思いますが、ドナウ河畔に美しい建物が集まっていて
ドナウを含めた風景はロマンチック
で見飽きません。
くさり橋を渡って、ヴァーツィ通りへ向かいました。
目的はトカイワイン。
ハンガリーに来て、これを買って帰らないわけにはいかないだろうと。
自分用と親用に二本。
帰ってから飲みましたが、やっぱりおいしいですね。
普段ワインを嗜まないですが、これからワインもいろいろ
飲んでみようと、思わされました。