ハロン湾(2009年05月05日)
******ハロン湾へ******
ベトナムの世界遺産といえば、なんといってもハロン湾です。 『海の桂林』と呼ばれるベトナムきっての景勝地。 ハロンとは、龍が降りるという意味とかで、龍の親子が降り立って敵を駆逐、 そのときに龍が吐き出した宝石が奇岩となって今の地形を生み出したといわれる伝説の地なのです。

ハロン湾の舟 ハロン湾の観光はハノイからのツアーに参加するのが一般的なようです。 私達もホテルの前の旅行会社APTトラベルでの日本語ツアーに参加しました。 この旅で初めての日本語ツアーです。

が、やはり日本語ツアーなどというものに参加するものではないですね。 途中、ツアーは大きなお土産屋さんに寄って、、日本人ツアー定番のあれです。 日本語を話せる店員が5個いくら、とか言ってさかんに売りつけてきます。 前日のアオザイ・ハノイもそうなのですが、あきらかに街中より高い値段設定の 商品が並んでいるのをみるとうんざりしてきます。。。

とはいえ、久々にきちんと言葉の通じる人ばかり、というのはやっぱり安心でもあります。 サパへ行ってきたというご夫婦に、感想を聞いてみたり、私の英語力ではやっぱり 微妙なニュアンスは理解できませんから、そういう会話ができるのはありがたいです。

さて、ハロン湾です。 ハロン湾に着くと、昔のジャンク風の舟がたくさん浮かんでいました。 映画『レッドクリフ』みたいで、いい雰囲気です。

ところで、ハロン湾でも水や帽子を買うことができるのですが、ざっくり言って物価はハノイの倍です。 ハノイも他の都市に比べると高いのに、その倍くらいとは、さすがは人気観光地ですね。

******鍾乳洞******
鍾乳洞 ハロン湾到着時にはすでにお昼でしたので、船の中ではさっそくお食事でした。 ホーチミンシティの屋台で食べた『ホン魚のよく揚げたもの』のようなものも登場。 他にもたくさん出てきて、お腹いっぱい食べることができました。

昼食後、我々は鍾乳洞へと向かいました。 おそらく、最も有名なティエンクン洞だと思うんですが、ユニークな名前の岩がいろいろあって 綺麗にライトアップされていました。

鍾乳洞を出ると、港に舟が停泊している様子を一望することができて、なかなか見事です。 このジャンク風の舟がいいですよね。

ハロン湾の港 そして、いよいよハロン湾のメインイベント。 奇岩の突き出る海を巡ります。

ハロン湾には村があるらしく、家はなんと海の上でした。 ガイドさんが言うには、この地域の学校もやはり海の上にあるとのことで、 ガイドさんが指差す先の建物は確かに海の上。 それが学校かどうかまでは、さすがに見た目では分かりませんが、びっくりです。

******ハロン湾******
さて、ハロン湾。なるほど、面白い景色です。海の桂林という、その本家の桂林は見たことありませんが、 十分満足です。 もっとも、ある日本人は、大きい松島ですねって言ってましたが。

ハロン湾 芭蕉があまりの美しさに言葉を失い、『松島や、ああ松島や、松島や』と詠んだと言われるその松島を 私は見たことがないのですが、それほどの松島より大きいのですから、 感動している私はきっと間違っていないはずです(笑)

さて、感動している我々に向かって、洞窟へ入るための舟に乗るかい?とガイドさん。 1人5ドルだったか10ドルだったか(少し記憶があやふやですが)という。

どう考えてもぼったくりですやん、と思うものの、皆が行くというと流されてしまうのが大衆心理。 私も例に漏れず、のっかってしまいました。 モーターボートでちょっとした洞窟の中へ。 正直な話、払った額ほどの価値は感じなかったですが。。。 別の舟では、手漕ぎボートで洞窟へ行っていました。そのほうがまだ楽しめそうです。

このボートツアー、確かにバスの中で、天候が良ければボートツアーがありますよ、有料ですが、と 説明をしていました。 とはいえ、なんとなく釈然としない気分が残るのも事実です。 せっかくの旅でこういう気分を味わうのは、ちょっと残念ですね。 中にははかなり憤慨している方もいらっしゃいました。

ツアーはそのまま闘鶏岩やゴリラ岩といった岩を巡りながら港に戻って終了。

ところで、ハロン湾ですが、当たり前ですけど、ずっと海なんですよね。 なので、すごく綺麗な景色で見る価値があるんですけど、、、後半ちょっと飽きてしまいます(笑)。 そういう意味で、ホーチミンシティからのメコン川ツアーか、ハノイからのハロン湾ツアーか、 の二択で迷っているのであれば、私はホーチミンシティからのメコン川ツアーを勧めますね。 何故なら、メコン川のほうが変化に富んでいますので。 もちろん両方行くというのがベストアンサーです(笑)

******ベトナム風お椀******
帰りは、ハノイ大教会付近で下ろしてもらって、ベトナム土産を探すことに。 到着は結構遅くって、空いている店が少なくなっている時間でした。 目的はベトナム風お椀。 横に少し穴が開いていて、そこにお箸をさせるようになっているのです。

あちこちで、見ていたのですけど、帰国前日になって、どんどん欲しくなってきたんですね。 お店をいろいろまわって、ついにいい感じのお椀を発見! さっそく値段交渉。

満足する値段になったので、購入。 店頭のものは少し汚いからと、しまってあるものを包んでくれました。 おぉ、なんて親切!

なんて、思ったのは、私がまだまだ甘い証拠でした。

帰国して、気分よくお椀を洗っていると、、、スポッ。。。

底が抜けたのです。 端っこを持っても底は完璧にくっついていたのに、洗うと抜けたんですね。 このときの私のショックのほどを想像できるでしょうか? 思い返すと、、あの時店頭に置いていなかったものを包まれたときに怪しいと思うべきでした。 現物を確認して買う、アジアでの買い物の基本ですよね。 私もまだまだ甘かったわけです。

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