いつだったか、会社の同期のIがベトナムに行きたい、と言い出した。 ベトナムはずっと興味をもっていた国だったので、 なら行くか、と。

ところが、よく聞けばパスポートをもってない、と。 なに？？そこから、なのか。。。 と、そういうところから、始まった今回の旅は既に波乱含みだったの かもしれない。

周りに声をかけてみると、さらにSも行きたい、と。 これはいい。やっぱり旅は道連れ。 人数が多いと、その分楽しみも増えるというものです。

今回はチャイナエアラインで台北経由。 行きも帰りも同日着と、まさに理想的なスケジュール。 欲をいえば、ハノイIN、ホーチミンOUTとしたかったけど、 それは欲張りすぎというものでしょう。

いいことがあると、悪いこともあるもので、 出発直前にメキシコで豚インフルエンザが発生。 人から人への感染の確認、国境をまたいで、アジアでも韓国で 感染を確認、WHOはランクをフェーズ4に引き上げ、 とロクでもない時期に出国する羽目に。 (後で知ったのですが、実は出発の日にさらにフェーズ5に 引き上げられていたんですね。。。)

さて、ホーチミンシティ到着は現地時間の16:20。 空港出口でタクシーチケットを購入。 そこで待っておけ、というので、数分待っていると タクシーの案内人らしき人物がやってきました。

チケットを見せろ、というので、見せるとOK、と。 連れて行かれた先にタクシーがいたんですが、 社名が書いていない。 怪しい！

金はこのチケットがあるから、払わなくていいんですよね？ と確かめると、そうだ、と。 タクシーに乗り込んでから、タクシーの運転手に 行き先を確認したところ、ちゃんと目的のホテル名を言うので、 ようやく少し安心。

噂には聞いていたんですが、ホーチミンシティの バイクは凄まじい。 バイク同士の車間距離は1mもない感じです。 原付の2人乗りは当たり前。3人乗り、4人乗りも普通です。

信号がないので、ひっきりなしにバイクの集団が道路を走り続け、 左折車や横断者はその中を縫うように、突っ切らなければならない。 けたたましいクラクションは絶えることなく、、、 これを見ただけでベトナムやぁ！って感じです(笑)。

とてもじゃないですが、この街で車を運転できる気がしないですね。。。

と、タクシーは無事目的のホテル、 『アンアンホテル(An An Hotel)』に到着。 運転手さん、疑ってすいません。。。

ホテルにチェックインして、さっそく翌日参加予定の メコンデルタツアーを申し込みます。 このホテルの1階に、 TNKトラベルという旅行会社があるので、 そこで申し込みです。

さらに、ダナンや、ハノイへ行くための鉄道チケットを 買おうとしたところ、既に満席。 まさか買えないとは思っていなかったので、予定外です。 ちょうどベトナムの連休 と重なってしまったのですね。 やむを得ず、飛行機での移動に切り替えました。

寝台列車での移動がなくなったので、ホーチミンシティでの ホテルをもう一泊取らないといけなくなりました。 アンアンホテルは既に満室のため、別の宿を探しました。 これは選んでる場合じゃないと、近くの宿から当たったところ、 最初の一軒、 ホアンリンホテル(Hoang Linh Hotel)で あっさり部屋を確保。

そして、いよいよ夕食です。 最初の手配がこれだけ盛りだくさんだと、やっぱりちょっと疲れますね。 その分、夕食は楽しみというものです。

めっちゃ手を振って呼び込みをしてた、ホテル近くの店、 ササカフェに入りました。 というか、同行のSがササと呼ばれることがあるのが、 一番の理由やったりするのですが(笑)。

ホテル付近はバックパッカーが集まる宿が多いせいか、 安くて、うまい店が多いです。 そして、外国人旅行者にとって、入りやすい店が多いのがいいです。 この店もその例に漏れませんでした。

フォーに生春巻きと、定番メニューを頼んだあと、 他何か美味しいのない？と聞いたら薦められたのが、 ベトナム風パンケーキ。 現地名バイン・セオ(Báng Xéo)というもの。 これが、うまかった。

出てくるまで、どんなものか分からない。 そういうのも、海外旅行の楽しみですね。 ちなみに後で知ったのですが、地球の歩き方にも おすすめメニューとして紹介されていました。

ベトナムへ行く方は是非お試しを！

夕食後、航空券を受け取るために、一旦宿へ戻りました。 が、そのことをすっかり忘れて、さっそく散歩へ。

各々、麦わら帽子を買ったり、サングラスを買ったりしながら、 夜のホーチミンシティの散歩を楽しみました。

そして、ふと航空券のことを思い出して、慌てて宿へ。 この頃には、既にバイクが行き交う道路を平然と渡ることにも 慣れて、大急ぎで戻りました。

が、既に約束の時間を過ぎていて、店員さんはおらず。 しょうもないミスに部屋でショックを受けていたところ、 ドアをノックする音が。

開けてみると、ホテルの人が航空券を持ってきてくれました。 あー、なんて親切な！ この旅行会社とホテルに感激。 特に、TNKトラベルで対応してくれたベトナム人の方は 本当に親切でした。 ベトナム最高！ と始まりがよいと、旅の気分も違ってきます。

また、しばらくすると外はスコール。 傘をもって出ていなかったので、航空券を忘れて戻ったのは、 怪我の功名でした。 夜は、割と雨になりやすいみたいでしたね。

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