バルセロナ③(2012年10月26日)
******グエル公園******
いよいよスペイン観光も事実上の最終日です。

グエル公園① 午後はお土産探しに費やす予定でしたので、観光は午前中までです。

その最後の観光に、と向かったのが、やはりガウディ設計のグエル公園です。

ところで、ガウディの建築の至るところに出てくるグエルという人物。 ガウディ最大の後援者となった人物です。

グエルなくしてはガウディなく、ガウディなくしてグエルの名が世界的に有名になることもなかったでしょう。

この2人の手による芸術作品としての建築の集大成として取り組んだのがこのグエル公園の建設ではなかった でしょうか。 但し、彼らは公園を作ろうとしたのではありません。

グエル公園② 急速に工業化の波が押し寄せるスペインにあって、自然と調和した計画都市を作ろうとしたのです。 まったくもって、発想が現代的ではないですか。 100年も前の人間が考えたとは、とても信じられませんね。

自然と調和した計画都市を目指したためか、そこかしこに自然をモチーフにしたらしきモニュメントが設置されています。

その中で、もっとも有名なのはカラフルなトカゲさんですね。 が、この公園、それだけではありません。 ガウディらしい創意工夫が随所に溢れています。

グエル公園のトカゲ ところで、せっかくの計画都市でしたが、時代の感性が彼ら2人にまだ追いつかなかったということでしょう。 ほとんど買い手がつかず、グエルの死後に市へ公園として寄付されたということです。

少々悲しい結末ですが、自然との調和という点では公園として生まれ変わったほうが正解だったのかもしれません。

ところで、この公園でもガウディは曲線や斜めの柱を多用しています。 これらが好きだったのか、それともそれが自然を生かす道だと思ったのか分かりませんが、 それがガウディらしさであることは間違いないでしょう。

グエル公園③ 他にもお菓子の家のような建物があったり、奇抜さもやはりガウディです。

グエル公園近くの食堂でパスタを食べた後、ホテルへ戻りました。 蛇足ながら、スペインで食べるパスタも悪くなかったです。

さて、買い物は、というと、近くのスーパーマーケットを巡りました。 下手にお土産屋さんなんかに寄るより、美味しくて良いものが買えるという、これは妻の知恵です。

なるほど。賢い。文殊様には敵わなくても、2人寄れば知恵が増すんですね。 パートナーがいるということはありがたいことです。 と、改めて感謝。

******サン・ジョセップ市場******
お土産を探しているときに、ホテルの近くに市場を見つけました。

サン・ジョセップ市場 サン・ジョセップ市場といい、地球の歩き方には載っていませんでしたが、 なかなか活気があっていい雰囲気の市場でした。

何より観光地化されていないのがいいですね。 地元の雰囲気に溢れており、魚や肉、チョコレートなどのお菓子に、オリーブオイルなど、 いろんなものを売っていました。

こういう地元の雰囲気に溢れた場所というのは、私は非常に好きなのです。

チョコレートのばら売りなど、実に品質の良さそうなものを売っています。 もっとも包装は雑なので、お土産には向かないですが、自分達用にはぴったりです。

すでに現金が尽きつつあったので、あまり購入はできなかったですが、 それでも気に入ったものを買っておきました。

******最後の晩餐******
最後の日の夕食もやはりバルに入りました。

最後の晩餐 やはりホテル近くのバルですが、前日とは違う店に入りました。 最後の日はワインだ、ということで、白ワインを一本頼みました。

頼んだのはRioja(リオハ)のFaustino Vというワインで、これがなかなか美味しかったです。

ワインを一本頼むというのは、なかなかの贅沢ですが、スペイン最後の晩餐ですので、 少しくらいの贅沢はありでしょう。 スペインの美味しい食に感謝しながら、ワインを傾けながらゆっくりと過ごしました。

翌日27日は11:25にバルセロナを出発し、翌28日8:50に成田に到着。

成田で時間があったので、ロンダへの行程の際になくしてしまった携帯を購入。 今はスマホもあるのに、何もそんなに急いでガラケーを選ばなくてもいいのでは?という店員さんの 怪訝な顔に晒されながらの購入でした。

BACK

Copyright © 2008 はとポッポ all right reserved.