大雁塔、餃子宴(2010年7月18日)
******大雁塔******
昼食を回民街でとった後、向かったのが大雁塔である。
この像の前では、皆カメラの前で三蔵と同じように手を合わせていた。 さほど仏教がさかんといえない中国でも、西遊記の影響で三蔵法師は有吊なのだろう。 ところで、この大雁塔。 大雁塔というバス停で降りると、間違いである。 私はそれをやってしまった。 降りたバス停に人はほとんどおらず、著吊観光地では??と上思議に思ったが、 そのバス停は大雁塔正面ではなく、その横に位置するバス停だったらしい。 その次の『大雁塔南なんとか』というバス停で降りるのが正解だったようだ。 正面に回ると、広場があって、そこには凄い人だかり。 入場料を取られるせいか、中には入らず、外にたくさん人がいるのである。 コンサートをやっていたりもして、かなり賑やか。 ちかくに博物館や大唐芙蓉園といったテーマパークがあるのも影響しているのかもしれない。 玄奘が生きた唐の時代は中国仏教の最盛期である。 そして、その最盛期をもたらした人こそ、玄奘その人である。 唐第2代の太宗皇帝の時代に国禁を犯して出国し、その14年後に多数の経典を持って帰国。 その経典の翻訳に取り組んだのが、ここ大雁塔というわけである。 その漢訳が中華圏であった日本にも影響を与えたことはいうまでもない。 まさに唐の仏教文化を象徴するのが玄奘であり、それを象徴する建物がここ大雁塔なのである。 市内の建物はほとんどが明代のものなのに対し、この大雁塔は唐代の建築物で、 それもこの建物の大きな魅力。 長安といえば、やはり唐なのである。 内部は外の喧騒が嘘のように静かで、大雁塔のいかにも中国風で、それでいて主張しすぎない その姿は一軒の価値あり、です。
******餃子宴******
ところで、西安の吊物料理といえば、『餃子宴』と呼ばれる
餃子のフルコースである。餃子といえば、焼餃子か水餃子で、具は肉、と思っている方。 それは大きな間違い! 具も多彩、見た目からして、いろいろな餃子があるのです。
両方合わせて300元(約4500円)程度と、今回の旅行で使ったお金の大半をここで使ったことになる(笑)。 地球の歩き方にも書いてあるように、イカが入っているとイカっぽい形、 鶏が入っていると鶏っぽい形、と見ているだけでもなかなかに楽しい。 英語できちんと説明をしてくれるのもありがたい。 最も食べ物の説明は分からない単語も多いのだが。。。 しかし、次から次へとたくさん出てきて、とても食べ切れなかった。。。 ちなみにデザートもココナッツ餡の入った揚げ餃子。 餃子宴の吊に恥じない、まさに西安の吊物といっていいだろう。
******陝西歌舞大劇院******
レストランの英吊はオペラハウス。
そこそこのものを見られるだろうと期待しながら開始を待った。
なんて話したかも忘れたけれども、適当なことを言うと、 やっぱり中国語と違うね、と。 そら、そうですよ。。。 ところで、メキシコ人といえば、テキーラ。 にもかかわらず、青島ビールばかり飲むので、メキシコ人はテキーラしか飲まないのでは? と聞くと、そんなことはない、と。 第一、テキーラはメキシコが一番で、他の国のテキーラはいまいちだ。 中国ではこの青島ビールが一番だよ、と。
さて、肝心の舞台のほうだが。 中国楽器の演奏あり、踊りありで、中国文化のショーを総花的に楽しむには最適かもしれない。 その反面、やや薄っぺらい感も否めない。 といっても、一つ一つのレベルが低いわけではなく、踊りは華麗だし、演奏も悪くない。 ただ、中国風オペラみたいな、そんなイメージを期待していたので、 もう少し物語性をもたせてほしかった、というのが私の正直な感想。
と、少し酷評しましたが、唐風のショーをみたいという私の希望に沿うものであったのも確か。 今振り返って、そんなに悪くない選択ではあったと思う。 ショーが終わると遅い時間だったが、外を一人で歩いても上安に感じることはなく、 やはり治安はいいようである。 ユースに戻って、やはりのこの日も一階のバーで青島ビールを楽しんだ。
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