スイス・ツェルマット(2014年12月25〜27日)
******マッターホルンの眺めとスキー******
欧米ではクリスマスといえば休みです。 よくよく見ると、25日から四連休になっています。いや、24日も祝日ではないのですが会社は休みになって、実は五連休だった のですが、私は知りませんでした。

ともあれ、この連休を活用しない手はありません。 冬といえばスキーでしょう。

ドイツでスキーといえばどこに行くのか?と調べてみると、オーストリア・インスブルックスイス・ツェルマットが人気だとか。

全部国外ではないですか。。。もっとも、国内の一番人気はガルミッシュパルテンキルヘンらしく、 ここも悪くなさそうでした。

が、、ツェルマットはマッターホルンが見えると知ってから、俄然ツェルマットに気持ちが傾きました。 スイスの槍ヶ岳、、、違いました、槍ヶ岳が日本のマッターホルンと称えられるのですが、その本家本元を拝めるというのは、 どうしようもなく魅力的です。

チーズフォンデュ それもスキーをしながら、眺めることができるわけです。 もはや、選択の余地がないような気がして、ツェルマットに即決しました。

こちらではウェアのレンタルは一般的にやっていないようで、やむを得ず日本から送ってもらうことに。

当日はチューリッヒまで飛行機で飛び、そこから電車でツェルマットへ。 到着しても特に雪が積もっていることはなく、少々不安になりながらも、ホテルへ。

泊まったのはホテルシェミニというホテルで、なかなかいいホテルでした。 このホテルに荷物を置き、夕食は外へ。 スイスに来たからにはもちろんチーズフォンデュです。

マッターホルン 出張時にチューリッヒで食べたものに比べると、クセがなく、食べやすかったですが、 どうせならクセのあるチーズのほうが私は好みだったかもしれません。 それでも、美味しいことには変わりないですね。

さて、翌日は快晴。絶好の天気です。 むしろ良すぎて日焼けが気になるくらいです。

おかげで、最高に綺麗なマッターホルンを拝めました。 憧れの山をスキーを滑りながら見ることができるなんて、この上ない幸せです。

ところで、こちらではスキーではヘルメットをするものらしいです。 板を借りる際に、ヘルメットを持っていないというと、レンタルがあるからちゃんとしなさいと叱られてしまいました。

慣れないですが、安全意識が高いのはいいことですね。

マッターホルンとスキーヤー 初日の26日は絶好の天気に恵まれて、大いに景観を楽しんだのですが、雪質の方は期待したほどでなく、これなら日本の北海道のほうがいいと思ったくらいですが、聞けばかつてないほど今年は雪が少ないとか。

教えてくれたのはロンドン在住の日本人夫婦で、ツェルマットにはなんと4, 5回目だとか。羨ましいかぎりです。

この日の夕食はホテルでとったのですが、ここで食べたステーキが抜群に美味しかったです。 ドイツでは、豚は美味しいのですが、牛はイマイチと思っていましたが、スイスは一味違うようです。 ここのステーキはドイツに来て以来、一番でした。

さて、翌朝目覚めると、前日とは一転、外は一面の雪景色。当然ながら寒いです。

T字リフト 雪もパラつき、天候不良のため、前日は上がれた、標高3820mのヨーロッパで最も高い展望台へは行けなくなっていました。 富士山が3776mですから、なんとそれより高いわけです。

前日に行っておいて正解でした。 それでも、少しでも高いところへ、と望むと、唯一の手段がT字リフト

この噂に聞くT字リフトに挑戦してみました。 T字に跨がって、宙を行くのかと思いましたが、足が浮くことはなく、引きずられるように上っていくんですね。 知らなかったです。

このT字リフトを二つ乗り継いだところにあるのが、この日行ける最高地点です。 ああいうリフトを二つも乗り継ぐと、何が起きるかというと、凍えるわけです。

ラザニア たまらず、山小屋に駆け込んで、昼食をとることにしました。

実は、ここはイタリアとの国境沿いともいえる場所で、山小屋の人も見るからにイタリア人。 そのおかげか、ラザニアが絶品でした。

前日、ヨーロッパ最高地点の展望台のレストランで食べたパスタが最悪だっただけに、感激です。 値段とこちらのほうが遥かに安い。 素晴らしいです。

ところで、ここのスタッフにここはスイスかイタリアか?と聞いたところ、イタリアだとの返事。 既に国境を越えたと喜んだのですが、大きな間違いでした。 あとで分かったことですが、まだスイスだったのです。

そこはイタリア人。 まあ、ここまで来たら、イタリアのうちよ、ということだったのかもしれません。 そんな細かいこと気にするんじゃないってことでしょう。

さて、既に国境のことを書きましたが、ツェルマットの魅力の一つはスキーで国境を越えられることです。

国境 実はどういうわけか前日はイタリア側に入ることはできなかったのですが、この日は解禁。 スキーで国境越えを実現しました。

雪質もよく、思うに、イタリア人はクリスマスはしっかり休暇をとったために封鎖されていただけじゃないかと思いますが、どうでしょう。

ところで、スキーで国境を越えたときは、どこが国境だったかわからなかったのですが、ゴンドラで上に上がると国境のラインがしっかり描かれていました。そこですかさず記念撮影。

寒さに体力を奪われたこともあり、適当なところで切り上げました。 一日はイマイチな天候でしたが、それでも一日は完璧な晴天に恵まれたので、よしとしなければいけませんね。

最大標高差2200mという、なかなか味わえない規模に、夢のマッターホルン。 いやあ、思い出になりました。

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