******ドイツ三大クリスマスマーケット******
ドイツのクリスマスマーケットといえば、ニュルンベルク、ドレスデンがよく知られていますが、それに次ぐのが
シュトゥットガルトであることは意外と知られていないようです。
ドイツ三大クリスマスマーケットに数えられるのが、このシュトゥットガルトなのです。
それほどのクリスマスマーケットにデュッセルドルフからICEでたったの三時間で辿り着けることに感謝しなくてはいけません。
実は三大クリスマスマーケットの中で時間的に最もデュッセルドルフに近いのがシュトゥットガルトなのです。
私は近郊のエスリンゲンのクリスマスマーケットに寄った後、シュトゥットガルトに到着。
到着は日が暮れる前のことでした。
さて、シュトゥットガルトのクリスマスマーケットの特徴は屋台の上の飾りでしょう。
どの屋台の豪華に飾り付けていて、見ていて飽きないです。
エスリンゲンもなかなかのものでしたが、ここの屋台は一段上をいく豪華さです。
さすがは三大クリスマスマーケットの面目躍如というところでしょう。
上ばかり見ているので、売ってるもののほうに興味が湧かないというのは、お店の立場としてはどうかと思うのですが、私のようにあまり買い物を目的としていない人間には嬉しいことです。
ところで、シュトゥットガルトはデュッセルドルフとほぼ同規模の大都市ですが、クリスマスマーケットの知名度でニュルンベルクに劣るためか、デュッセルドルフより少し混雑している程度でした。
それも私には嬉しいところです。
さて、ブラブラ歩いているうちに日が暮れてきました。
やはりクリスマスマーケットは日が暮れてからの美しさが格別です。
特にここシュトゥットガルトは王宮前が素晴らしい。
シュトゥットガルトに首都を置いたヴュルテンベルクは、バイエルン、オーストリア、フランスといった大国に囲まれながらも、巧みに生き抜き、最後は王位まで手にした国。
この街には立派な王宮があるのです。
この王宮のライトアップが美しい。
王宮前に小さい子向けの汽車のアトラクションがあるのですが、王宮を背景にして、なんとも絵画的な光景が生まれていました。
さて、帰ろうと駅に向かって歩を進めたところ、ストリートミュージシャンを見かけました。
いや、別にストリートミュージシャンは珍しくないのですが、彼らが演奏していたのはアフリカンミュージック。
私の感覚からすれば、クリスマスに似合わないことこの上ないのですが、それはクリスマスといえば西洋のものという日本人的固定観念のせいなのかもしれませんね。