ゾーリンゲン(2015年5月31日)
******刃物の町******
デュッセルドルフ近郊には、意外と魅力的な町が多いです。 多くの人がその名を知っているくらい超有名にも関わらず、地球の歩き方に載っていない町があります。

刃物の町ゾーリンゲンです。

ランチ 面白い博物館がある、とドイツの同僚から聞いたのが、LVR Industriemuseum。 産業について扱っている博物館。

日曜日はここに向かうことにしました。 博物館に到着したときはお昼時。

博物館の隣にVilla Zefyrosというレストランがあり、そちらでランチをとることに。

ここが意外に美味しかった。 割と本格的なレストランでしたが、ランチメニューは多少リーズナブルだったように思います。

さて、博物館です。 さすがは刃物の町の博物館だけあって、刃物に関する展示が多かったです。

ゾーリンゲンの博物館 が、後で知ったのですが、ゾーリンゲンには、Klingenmuseumといって、日本語にすると、刃物博物館というところがあるようです。

私の目的からすると、こちらのほうがあってたのかもしれませんが、後の祭りでした。

ところで、ゾーリンゲンを刃物のブランドと勘違いしている方も多いようです。

ツヴィリング・ヘンケルス (Zwilling Henckels) というブランドが実際のブランド名ですが、こちらも有名ですね。

ゾーリンゲンの城 ツヴィリングの良いグレードの包丁は、ドイツでもいい値段をします。

話がそれてしまいましたが、少々期待はずれだった博物館をあとにして、次に向かったのが、ゾーリンゲン城です。

これが全く想定外に、雰囲気のいいお城でした。

厳密にはブルク城 (Schloss Burg) といって、そもそもブルク(Burg)という言葉も、シュロス(Schloss)という言葉も城なので、非常に不思議な名前の城です。

この城は、デュッセルドルフを首都としたベルク公国が、デュッセルドルフへ移るまで本拠としていた城です。

ベルク公国の華は、ケルン市民と共に、ケルン大司教を破ったヴォーリンゲンの戦いでしょう。 この戦いに敗れたケルン大司教は、ケルンを追い出され、ボンへ居を移すきっかけとなりました。

お城へのリフト さて、ブルク城ですが、実は中世からある城ではなく、再建されたもののようです。 当時流行りの中世懐古主義に基づいて建てられたのでしょうか。

ブルク城は山の上にあるのですが、麓からリフトが出ています。

これに乗ってみるのも面白そうでしたが、あいにく車を上に止めてしまったので、上から眺めるだけでした。

ちょうどこのリフトの降り場近くにカフェがあったので、そこでコーヒーとケーキを頂きました。

ゾーリンゲン、ガイドブックに載っていないのが不思議なくらい、魅力的な町でした。 今度、もっとゆっくり過ごしてみたいですね。

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