ジークブルク(2014年12月13日)
******中世のクリスマスマーケット******
クリスマスマーケットはどこも同じようなものじゃないか?という疑問の声をよく聞きます。

ジークブルク どこも、それぞれ個性があって、面白いというのが私の意見ですが、私としても、はっきり個性の出ているマーケットを見たくなりました。

そう思いながら、調べていると目に止まったのがジークブルクです。

ボンとケルンとちょうど中間に位置し、ドイツ版新幹線というべきICEも停車する街です。

この街のクリスマスマーケットは一味違います。 Mittelaltermarktといい、中世風であることを売りにしているのです。

どこか一部に中世風マーケットを設置している街はありますが、全てが中世風というのは珍しい。 というより、私はここジークブルクしか知りません。

木製メリーゴーランド ドイツのクリスマスマーケットには、たいてい何か観覧車のような遊具が設置されているのですが、ここジークブルクではそれも普通の遊具ではありません。

中世風クリスマスマーケットに電飾の施された華やかな遊具などがあると、興醒めというものでしょう。

ここにあるのはなんと木製のメリーゴーランド! しかもここは中世。機械で動くはずはありません。

親達が必死になってハンドルを回してメリーゴーランドを動かしています。 めちゃめちゃ楽しそうです。

いや、子供達も楽しそうですが、それ以上に親のほうが楽しんでいるようにみえます。

グリューワインのカップ 私もハンドルを回したい衝動に駆られましたが、子供もいないのに、一人でそんなことをするわけにもいかず、ただ眺めていました。 子供ができたら、いつの日か連れてきて、あのハンドルを回してみたいものです。

とにかく全てが中世風です。 店員さんの衣装ももちろん中世風。 そして、グリューワインのカップも趣がありました。

昔のクリスマスマーケットでは、こうだったかも、と思わせてくれます。

ところで、ここではちょっと変わった飲み物を見つけました。 Metという蜂蜜酒です。

これが非常に美味しかったです。 大いに気に入って、瓶で売っているのを見つけて、買って帰りました。

豚の丸焼き それにしても、ここのクリスマスマーケットは面白いものが次々と見つかります。

豚の丸焼きです。 それをパンに挟んで提供してくれる店があり、早速私も食べてみました。

旨い! やはりドイツの豚の旨さというのは、他の追随を許しません。 脂ののり具合など、もう最高です。

何故、これを牛に求めないのか不思議でなりませんが、ともかく、やはりドイツは豚に限ります。

クリスマスマーケットのイベント また、舞台の上ではイベントが、開催されていて、芸人たちはもちろん中世風衣装。

ドイツ語なので、残念ながら何を言っているのかよく分かりませんが、何やらコント風です。

客のひとりを舞台の上に上げて、盛り上げていました。 何を言っているか分からなくても、楽しい雰囲気は伝わります。

しばらく雰囲気を楽しんだ後、ジークブルクを後にしました。

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