******ドイツ旅行のハイライト******
妻は私より一足早く帰国予定だったため、この日が
最後のドイツ観光。
最後に何かハイライト的なものを、と計画したのが
ライン川クルーズでした。
ライン川クルーズなので、当然ラインワインも目的の一つです。
なので、車ではなく、電車でリューデスハイムへ向かいました。
がここで、想定外のハプニングが。
Bahn card 50という切符が半額になる割引カードを使ってお得に旅をしていたのですが、ホームページを見ると、家族も同じように割引が適用される、とありました。
これは素晴らしい恩恵だ、ということで、これまでこの特典を使って安く旅をしてきたのです。
が、最後の旅にして、車掌がやってきて言うには、家族も別にBahn Cardを買わなければならない、と。
そんなはずはない!ホームページに書いてあるだろ、と反論すると、ドイツ語のホームページをしげしげと眺めたあげく、ホームページが間違っている、と。
今回は見逃してやるけど、次回からはちゃんと買えよ、と。
これには、さすがに唖然としました。
会社の公式ホームページよりも、俺が正しいと譲らない一介の車掌。
まあ、いかにもドイツらしいです。
それにしても、今の今まで、そのようなことを言われなかったのに、今になって突然そんなことを言われても到底納得できません。
何か釈然としないまま、リューデスハイムへ到着。
有名なつぐみ横丁でランチを取り、ワインを少々調達して、クルーズ船へと乗り込みました。
ところで、リューデスハイムはワインの値段もかなりお高いです。
品質も良いワインのようですが、アーヴァイラーなどに比べるとかなり高く、観光地価格?と思わなくもなかったです。
さて、ワインを片手にクルーズを楽しんでいると、日本人を対象にワインの試飲をしています、という日本人の方が。
もちろん気に入れば購入を、とのことでしたが、試飲だけでもOKでした。
このワインがおいしかったです。
日本での購入先もある企業のようだったのですが、忘れてしまいました。
残念。
日本の拠点は長野だったような。。。
が、記憶に自信はないです。
さて、ライン川クルーズは、次々と古城が現れるのが魅力です。
どの古城もなかなか雰囲気があって、楽しいですね。
ねずみの塔だの、ねこ城だの、と名前も楽しいお城があります。
ねずみの塔は、強欲の司教様が、その欲が災いして、ねずみに食い殺されてしまうという恐ろしい物語がついています。
さて、ライン川クルーズのハイライトは、なんといってもローレライです。
なじかは知らねど心わびて
昔のつたえはそぞろ身にしむ
さびしく暮れゆくラインのながれ
いりひに山々あかくはゆる
うるわしおとめのいわおに立ちて
こがねの櫛とり髪のみだれを
梳きつつくちずさぶ歌の声の
くすしき魔力に魂もまよう
こぎゆく舟びと歌に憧れ
岩根もみやらず仰げばやがて
浪間に沈むるひとも舟も
くすしき魔歌うたうローレライ
有名なローレライの歌が船の上で流れてきて、気分を盛り上げてくれます。
眺め自体は、船からよりも、むしろローレライの岩の上からが私のお勧めですが、気分は断然クルーズ船がいいですね。
ワインの酔いの助けもあってのことかもしれませんが(笑)
さて、帰りはボッパルトという町で船を降りました。
この町で、ライン川が大きく蛇行しており、その眺めが素晴らしいと聞いて、ここで降りました。
が、丘の上へ向かうリフトは既に営業終了していて、その素晴らしい眺めを見ることは叶いませんでした。
ここボッパルトでも、美味しいワインを売っているお店があって、ここでもワインを調達しました。
リューデスハイムよりは、多少リーズナブルな価格だったように思います。