******オーバーアマガウ******
この日の宿泊先に選んだのが
オーバーアマガウという小さな村です。
この町はキリストの受難劇で知られています。
10年に一度しか行われない珍しいお祭りで、イエス・キリストが十字架刑で殺される過程を描いた劇を村人達が演じます。
その昔、ペストが流行したとき、受難劇を奉納すると誓いをたてたところ、ペストがぴたっと収まったことを感謝して、定期的に劇を奉納するようになったとか。
次の受難劇は2020年。
今回の訪問ではタイミングがあいませんが、この村にはもう一つの見所があります。
それが、なんと普通の民家に描かれた壁画です。
ゲーテが絵本のようだと絶賛したミッテンヴァルトという村も民家の壁画で知られていますが、ミッテンヴァルトは宗教画、こちらのオーバーアマガウは童話の壁画です。
まさしく絵本の世界が広がっています。
日本でも有名な赤ずきんちゃんや、ヘンデルとグレーテル、ブレーメンの音楽隊などがあり、散歩するだけで楽しい村です。
中世のロマンに浸ったルートヴィヒ2世の城を巡る旅ですから、我々もメルヘンの世界に現実逃避するのも悪くないでしょう。
夕食は何故だかイタリアンを頂きました。
注文したのはリゾットとパスタ。
ドイツに住んでいるせいで、たまにはドイツ料理以外も食べたくなります。
そして、ドイツ料理以外を頼むと、見た目がカラフルなことに驚きます(笑)
そして、ビールはバイエルン名物のヴァイスビール。
デュッセルドルフのアルトもいいですが、ヴァイスビールもフルーティーで美味しいです。