******雪のクリスマスマーケット******
私の持っている地球の歩き方ではどういうわけかコブレンツ近郊として
紹介されている
モンシャウですが、あきらかにボン近郊または
アーヘン近郊というのが相応しい立地の町です。
その立地から、ボン近郊のジークブルクと組み合わせて訪れるのがよいと思い、
ジークブルクのクリスマスマーケットに寄った後、このモンシャウという美しい町に向かいました。
ボンから西へ約50kmほど、ほとんどベルギー国境近くで、山を越えていくことになります。
この山越えを甘くみていました。
季節は既に冬とはいえ、未だ雪の降るのを見ておらず、山あいの町モンシャウに向かうとはいえ、不安を感じる要素はなかったのです。
が、車を走らせるにつれ、雪がぱらつき始め、路肩に積もった雪を見るようになり、ついには路上にも
雪が積もった道を走らなければ、
ならなくなったのです。
スノータイヤを装着しているとはいえ、雪道運転の経験がない私は、神様に祈る思いで車を走らせました。
写真は峠を越えて、雪が少なくなり、余裕が出てきて撮ったもので、最もひどいときはこんなものではなかったです。
さて、モンシャウです。
実をいうと、ドイツに来て早々にドイツ人の同僚に勧められた町で、ずっと訪問したいと思いながら、これまで訪問せずにきました。
が、クリスマスマーケットもお勧め都市を調べているうちに、モンシャウの名を見つけ、今こそそのときが来たと思ったわけです。
同僚に聞いてみても、ここのクリスマスマーケットはお勧めだと。
これは行くしかありません。
到着して驚いたのですが、こんな山あいの町なのに、かなり多くの人がいます。
バスからも続々と人が降りてきます。
それだけ、ここのクリスマスマーケットが人気だということでしょう。
夜空から降り注ぐ粉雪と美しいモンシャウの町並みがマッチして、非常に美しいクリスマスマーケットの景色です。
雪の中のクリスマスマーケットは、後にも先にもこのときだけ。
貴重な経験となりました。
さて、クリスマスマーケットの楽しみの一つは、屋台で他の人との何気ない会話にあるといっていいでしょう。
この日、同席したグループは、ボン近郊のケーニヒスヴィンターから来たとか。
この地名に記憶があって、頭の中を探って思い出しました。
伝説の不死の男ジークフリードがドラゴンを倒したとされる伝説の地。
それを言うと大いに喜ばれました。
勉強をしてきた甲斐があったというものです。
それにしても美しい町で、私の持っている2009年版の地球の歩き方にはたったの1行しか記載がないのはいかにももったいない。
確かにこれといった見所はなく、交通の便も悪いですが、ボンからバスもあるようですし、もっとクローズアップされて
いい町のように思いました。
帰りはナビがアーヘン経由を案内したこともあり、峠を越えることがなかったためか、行きのような雪道を通ることはありませんでした。
デュッセルドルフから行くには、アーヘン経由が賢かったかもしれませんね。