******ボルシアパーク******
さて、ドイツと言えば、ビール、ソーセージ、そして
サッカー。
世界三大リーグのプレミアリーグ(イングランド)、リーガ・エスパニョーラ(スペイン)、セリエA(イタリア)に次ぐ存在というのが、
ドイツ・ブンデスリーガーに対する私の認識でしたが、先日その認識を正されました。
何でも、四大リーグというべきで、いやそれどころか世界で一番成功しているリーグこそが
ドイツ・ブンデスリーガーなのだとか。
世界一のリーグとなれば、見ないわけにはいきません。
しかし、さすがは世界一。チケットの入手は容易ではありません。
ドルトムントやシャルケなどの人気チームのチケットはほとんど完売。
そのとき、ふと目に留まったのがボルシア・メンヒェングラードバッハ。
古豪で、最近復活してきて、わりと安定して上位を維持しているチーム。
そのうえ、デュッセルドルフから最も近くに位置する一部チームです。
メンヒェングラードバッハが人気チームだとは聞いたことがない(失礼)。
調べてみると、シャルケなどの人気チームとの対戦は完売していたものの、11月22日のフランクフルト戦がまだ残っていました。
フランクフルトには長谷部と乾の2人の日本人がいます。
これは神の思し召しに違いない!
さっそくボルシア・メンヒェングラードバッハのホームページでチケットを購入すると、しばらくするとチケットが郵送されてきました。
チケットの購入は11月7日、試合の約2週間前。
正規料金なので、値段もそんなに高くないです。
ちょっと記憶が定かではないですが、確か20ユーロくらいだったか。
さて、当日は渋滞を懸念して、ドイツ鉄道で行くことに。
デュッセルドルフから快速で20分ほどと本当にすぐ近くにホームスタジアムがあります。
スタジアムの最寄り駅はメンヒェングラードバッハの次のライトという駅なのでそこまで行くと、
無料のシャトルバスが待っていました。
地球の歩き方には、チケットを持っている人は無料と書いてありましたが、チケットをチェックすることもなく、普通に乗れました。
スポーツ観戦にビールはつきものです。
まして、ここはドイツ。
飲まないわけにはいかないでしょう。
そして、やはりデュッセルドルフが近いだけあって、置いてあるビールはアルトでした!
アルト好きとしては嬉しいことです。
さて、ビールを購入しているうちに、試合は開幕し、私がスタジアムの中に入った瞬間、
メンヒェングラードバッハが先制!!
そう、私は勝利を呼び込む男なのです。
得点が入った瞬間、観客は総立ち。
開始早々にして盛り上がりは最高潮です。
盛り上がる観客達とハイタッチをしながら、席につきました。
しかし、メンヒェングラードバッハは押していながらも、結局前半は1-0のまま終了。
後半にはいると流れは一変。
一転してフランクフルトの流れに。
しばらくすると、フランクフルトが立て続けに3点を入れ、逆転!
しかも、だめ押しの3点目はなんと日本人の乾!
そう、私はゴールを呼び込むのです(笑)
ところで、フランクフルトが逆転するまで、周りはメンヒェングラードバッハファンしかいないと思っていたのですが、
フランクフルトが逆転したあたりから、フランクフルトファンが元気になってきて、周りにも結構な数がいることに気がつきました。
乾の3点目が入ると、フランクフルトファンは、周りにメンヒェングラードバッハファンが多いことも気にせず、狂喜乱舞。
対してメンヒェングラードバッハファンは、かなりの数の人が席を蹴って帰ってしまいました。
いやぁ、サッカーに関しては、ドイツ人は本当に熱いですね。
試合はそのまま3-1でフランクフルトが勝利。
乾は1年ぶりだかのゴール。
フランクフルトも久々の勝利で、私は地元のメンヒェングラードバッハではなくフランクフルトに勝利を呼び込んでしまいました。
まあ、そんなこともあります。
メンヒェングラードバッハは久々の敗戦で、独走しつつあるバイエルンの背中がますます遠のいてしまった試合になってしまいました。