ミッテンヴァルト(2014年8月9日)
******絵本の街******
ドイツ最高峰ツークシュピッツェへの旅の宿に選んだ街がミッテンヴァルトという小さな街です。

ミッテンヴァルト① この街を宿泊先に選んだ理由はただ一つ。

かのゲーテが絵本のようだと評したという、その事実がその理由です。

街のほとんどの家に宗教画が描かれ、なるほど確かに絵本の世界に迷い込んだようです。 直前に訪れたツークシュピッツェは霧の中。失意に沈んでいた私の気分を回復させるには十分でした。

特に何もない街ですが、その絵を眺めながら散策するだけで楽しいです。街の後背には美しいドイツアルプスの山々がそびえて いるというのも、気分を高揚させてくれます。

ミッテンヴァルト② 町の中心には教会があり、その前にはバイオリンを抱えた人物の彫像があります。 実はこの街はバイオリンでも有名なのです。

かつて地中海と北ドイツの交易の中継地として栄えたこの街も、交易の中心が新大陸に移るとともに、廃れていったとか。 が、そうしたこの街を救ったのが、彫像になっているマティアス・クロツです。

彼がバイオリン作りの技術を持ち帰り、バイオリンをこの町の一大産業にし、町を救ったのです。

リーガーホテル かのモーツアルトが手にしたバイオリンもこの町の産だとか。

さて、宿泊したホテルにも触れておきましょう。 リーガーホテル(Riger Hotel)というところに宿泊しましたが、これがまた非常によかったです。

部屋でネットが使えないことだけが、唯一の不満点。

そして、食事がまた美味しかったです。 選んだのは、Tages Menu、すなわち日替わり定食。 また、席を隣り合わせた老夫婦が非常に品がよい方で、私が食べる前にはGuten Appetitと声をかけて下さるなど、 非常に気持ちよく食事ができました。

夕食 会話自体は、私は英語に片言のドイツ語、向こうはドイツ語と片言の英語という奇妙な会話でしたが、意外に 意志疎通はできるものですね。

食事のあとは、ホテルの地下にあるバーに行ってみたところ、いろんな方が音楽に合わせて踊り始めました。 踊りといっても、社交ダンスのようなもので、私にとってはなかなか新鮮な経験でした。

ここでも、片言のドイツ語での会話に成功したというのも、ドイツ語での会話に挑戦することを目標にしていた 私には嬉しい経験でした。

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