******おとぎ話の国の城******
ガイドブックに載っていないにも関わらず、ドイツの名城をインターネットで調べると、よく紹介されている城があります。
リヒテンシュタイン城です。
写真をみると、断崖絶壁の上に建って、まるでおとぎ話に登場しそうな、可愛らしいお城で、ずっと興味をもっていました。
おとぎ話の国のお城のよう、といえば、なんといってもノイシュヴァンシュタイン城が有名ですが、あれはルートヴィヒ2世の頭の中にだけ存在するおとぎ話から飛び出したもの。
それに対して、このリヒテンシュタイン城は、ヴィルヘルム・ハウフ(Wilhelm Hauff)という19世紀の作家が書いた小説『リヒテンシュタイン』にインスピレーションを得て、建てられたものです。
工事完了は1842年。
小説に出てくる城の描写を忠実に再現したとか。
ノイシュヴァンシュタイン城を代表に、中世騎士の世界を再現することが流行していて、この城を建てた貴族も、その流行にのったわけです。
実際に訪れてみると、想像以上に小さなお城でした。
が、その分、余計におとぎ話のお城のような雰囲気があります。
断崖絶壁の上に建つお城には橋がかかっていて、その上には花嫁花婿の姿が。
結婚式が行われているようでした。
こんなところで結婚式とは、ロマンチックです。
ところで、リヒテンシュタイン公国という小国がありますが、どうやらこの国とは何の関係もないようです。
紛らわしいことこの上ないですね。
さて、我々は中には入らず、外から眺めるだけにして、城をあとにしました。
さて、城の周りにはアスレチックがあります。
大の大人達が楽しそうに遊んでいました。
時間があれば、こういうところで楽しむのも、面白かったかもしれません。
アスレチックとはいかないまでも、シーソーなどのちょっとした遊具があり、童心に返って、遊んでしまいました。
今回の三連休は、おとぎ話のお城に、翌日のレゴランド、最終日はシュタイフミュージアムと童心に返るテーマですから、シーソーで遊んでみるのも、そう悪い思いつきではないでしょう。
童心に返った自らの写真をみると、びっくりするくらい楽しげで、今見ても楽しくなります。