クラクフ(2015年3月14, 15日)
******美しき古都******
さて、アウシュヴィッツからクラクフへ戻り、夕食を取ったあと、バーへと向かいました。

ウォッカ ポーランドといえば、ウォッカ。 それを飲まずに帰るわけにはいきません。

たまたま入った店で飲んだウォッカが非常に美味しかった。 Zoradkowa Gorzkaという銘柄で、帰りの空港で見つけて、買って帰るほど、感激してしまいました。

が、買って帰って飲むと、店で飲んだほど美味しく感じないのは、ひょっとすると、旅という魔法のスパイスが効いていたのかもしれません。

ところで、この旅を共にした仲間たちは、私など足下にも及ばない酒豪揃い。 私は途中で抜けて、先にホテルへ戻りました。

バルバカン さて、翌朝はクラクフの街の入口にあたるバルバカンへとまず向かいました。

ヨーロッパに3つしか残っていないとかいう円形要塞です。 ちなみにその3つの中に同じポーランドのワルシャワが含まれています。

ポーランドには古い建物がよく保全されているということかもしれません。

また、この付近では、わずかに昔の城壁を見ることもできます。

こういう古い時代の雰囲気を残した街というのが、私はどういも好きでわくわくしてしまいます。

クラクフの街並み その後、再び街の中心へと戻り、クラクフ観光のハイライトともいうべきマリア教会とへ向かいました。

実はバルバカンへ行く前にも訪ねていて、そのときは、中ではミサをやっていて、観光客は入ってはならん、と怒られてしまいました。

素晴らしいと聞く教会だけに残念でならず、リベンジにやってきたわけです。

今度はちょうどミサの合間だったようで、ミサ客が入れ替わっていました。 各正時前はそういう時間帯なのかもしれません。

マリア教会 ともあれ、その入れ替わりの間隙をついて中へ入ることができました。

中の美しさは、期待以上で、これは一見の価値があります。 実に素晴らしい。

急ぎ足で写真に収めて、怒られないうちに外へと出ました。

その後はヴァヴェル城へ。

ここには大聖堂があるのですが、ここもミサで中へは入れません。 ドイツでは、ミサがあっても入れることも多いのですが、ポーランドはドイツより厳格なのでしょうか。

さて、ヴァヴェル城です。

この城は非常にユニークです。 おそらく、いろいろな時代に建て増した結果だと思うのですが、いろんな建築様式が混在しているようにみえます。

ヴァヴェル城 それらがよく調和しているとは言い難く、無秩序に見えるのですが、それでいてどこかオリエンタルな雰囲気を持つ美しさに包まれているのが、この城の面白いところでしょう。

この日は内部を無料で見学ができました。 古い城ですので、城の中からより古い時代の城跡の遺跡が出てきており、その遺跡が博物館になっています。

個人的にはさほど面白いものでもありませんでしたが、この城の歴史を感じるという点では悪くなかったです。

その後、体調を崩したために、ホテルに置き去りにしてきた不幸な仲間と合流して、一緒に昼食を取った後、空港へ。

クラクフはポーランドの京都とも言われる街ですが、確かに美しかったです。 かつて、ポーランド王国の首都として栄えた跡を確かに偲ぶことができました。 時間があれば、もう少しゆっくりしたかった街ですね。

それにしても、元気だった4名はポーランドを十二分に堪能しましたが、体調を崩した仲間には不幸な旅となってしまいました。

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