******父なるラインと母なるモーゼル******
デュッセルドルフでニューイヤーコンサートを聞いた後、カジュアルな服装に着替えてから向かったのが、
コブレンツです。
コブレンツを宿泊先に選んだのは、翌日近郊のエルツ城を訪問予定だったためです。
それともう一つ、新年でレストランが閉まっている可能性を懸念して、ホテルなら大丈夫だろうという期待もありました。
というわけで、選んだのは、もちろんレストランの評判のいいホテルです。
Diehl's Hotelというのが、泊まったホテルです。
夕食は期待以上だったといって良いでしょう。
ドイツ料理なのに、といっては失礼かもしれませんが、フランス料理のように見た目もお洒落でした。
これまで食べたドイツ料理の中で最も上品なのは間違いありません。
味も抜群。
評判に間違いはありませんでした。
さて、翌日はエルツ城をハイライトに予定しているとはいえ、コブレンツも素通りしていい街ではありません。
この街はドイツに恵みをもたらしてきた二つの川、モーゼル川とライン川が合流する街として知られています。
なんせ、モーゼルは母、ラインは父と呼ばれており、ともにドイツで最も重要な河川。
その合流地点をドイチェスエック、ドイツの三角州と呼ぶことからも、その重要性が分かります。
そのドイチェスエックを見下ろすことができる場所が、エーレンブライトシュタイン要塞です。
上から見ると、モニュメントが立っているのが見えますが、これはドイツ帝国初代皇帝ヴィルヘルム1世の像。
これがここにあることもまた、この合流地点の重要性を意味しているといえるでしょう。
この要塞にも見所はあるようなのですが、時間の都合で、早々に次なる目的地聖母教会へと移動しました。
聖母教会の見所はステンドグラス。
地球の歩き方に美しいと記載のあるとおり、細かいガラスで丁寧に作られたものでした。
この日はその後の予定を気にして、コブレンツ観光はここまでにして、切り上げましたが、ドイツ人の同僚がコブレンツはさくらんぼが有名と言っていましたので、その時期にもう一度来てみたいものです。