******ワインフェスティバル******
ザルツヴェーデルでバウムクーヘンを食べた後、宿泊先に選んだのが、
ヒルデスハイムです。
この町を選んだのは、妻がワインフェスティバルに行きたいとの希望を聞いてのこと。
ドイツのワインフェスティバルは通常夏にあるのですが、どういうわけか、このヒルデスハイムでは、季節外れのワインフェスティバルが開かれているとの情報をゲット!
その上、ヒルデスハイムには世界遺産の教会が二つあります。
ワインフェスティバルがなくても、訪問に値する町、ワインフェスティバルがあるなら、なおさらでしょう。
ワインフェスティバルが開かれていたのは、マルクト広場です。
到着して驚きました。
実に見事な木組みの家が並んでいました。
観光地としてさほど知られていないことが不思議なほど素晴らしい。
特に素晴らしいのが、ヴェデキントの家と呼ばれる建物で、この重厚感は、木組みの家で有名なクヴェトリンブルクにもありませんでした。
一見の価値あり、と思います。
この町は第二次世界大戦で徹底的に破壊されたらしく、このマルクト広場に建つ家は再建されたものとか。
良いものは何としても復元するというドイツ人の心意気を感じますね。
さて、ワインです。
やはりワインフェスティバルで飲むワインの味は格別です。
ドイツワインの代表たるリースリンクを始めとして、いろいろなワインを楽しみました。
ところで、ドイツに来るまで白ワインといえばシャルドネ派だったのですが、ドイツに来てからリースリンクのキレ味にすっかりはまってしまいました。
ドイツは決してビールだけでなく、白ワインも捨てたものではありませんね。
さて、冒頭でも書きましたが、ここヒルデスハイムには世界遺産の教会が二つあります。
そのうちの一つ、マリア大聖堂には樹齢千年の薔薇があります。
この薔薇はヒルデスハイムの象徴で、このバラが咲く限り、ヒルデスハイムも繁栄すると伝えられています。
第二次世界大戦の空爆も生き抜いて、大戦後に咲かせた薔薇の花は、ヒルデスハイムの人々に希望を与えたと言われています。
その薔薇を一目見ようと、マリア大聖堂へ向かいました。
が、、、残念ながら、既に閉まっていて、見ることは叶いませんでした。
代わりに薔薇のレリーフがあったので、それをパシャリ。
さて、翌日。
もう一つの世界遺産、聖ミカエル聖堂へ向かいました。
丘の上にそびえる聖ミカエル聖堂は、世界的にも例をみない古さと大きさを誇る天井画が有名、らしいのですが、イマイチ記憶にありません。
勉強不足で訪問したせいでしょうか。。。
様式は典型的ロマネスク様式といった風情で、ロマネスク様式らしい静粛さが、何やら良い雰囲気でした。
午後、デュッセルドルフで用事があって、帰らなくてはいけなかったので、やむを得ず、観光を切り上げました。
時間があれば、もう少しゆっくりみてみたい町でした。