******モノトーンの木組みの町******
地球の歩き方にケルン近郊の見どころの町として紹介されているのが
フロイデンベルクという小さな町です。
が、近郊というのはいささか語弊がある気がします。
ケルンから距離でいうと、デュッセルドルフより遠く、さらにボーフムかドルトムントまで行ったくらいの
距離があります。
この日は、デュッセルドルフまで戻って、ラインタワーでのディナーを予約していました。
ブリュールのアウグストゥスブルク城を見学した後に行くには、時間的には微妙というところでしたが、
せっかく妻が訪ねてきてくれたからには綺麗な街並みを見せてあげたいとの思いが勝って、強行軍で訪問することに。
この町の魅力はモノトーンで統一された木組みの家並み。
余談ながら、ドイツの町で色調が統一されていることが多いのは、行政が規制をしているかららしいです。
家を建てたドイツの同僚が、本当は違う色が良かったんだけど、規制があって他の色にできなかったんだ、とぼやいていました。
小高い丘に公園があり、そこから町を一望できます。
本当ならこの公園で町を眺めながらゆっくり時を過ごすところですが、あいにくこの日は時間がありません。
バタバタと写真を撮って、街中を少しだけ散歩して、風のごとく町を去りました。
およそ私らしくない旅に、ちょっと後悔です。
が、帰りの車の中で可愛い町だったよ、と慰めてくれた妻に感謝です。