******芸術の丘******
ギーンゲンのシュタイフミュージアムからの帰り、小憩をとるために寄ったのが、
ダルムシュタットです。
どうでもいいことですが、この町の名前は面白いです。
ダルム(Darm)とは、ドイツ語で腸のこと。
これは、久留米の焼き鳥を食べたことがある人は知っているかもしれません。
久留米では、焼き鳥の串に腸のホルモンがあり、それをダルムと呼ぶのです。
他の地方では、白もつと呼ぶことが多いかもしれません。
一方、シュタット(Stadt)とは町のこと。
つまり、腸の町という名前なのです。
が、ここは焼き鳥ダルムの町と思うことにしましょう。
実際のダルムシュタットは、焼き鳥にも腸にも、縁もゆかりもなく、芸術で知られています。
ここを首都として治めるヘッセン大公が、芸術を愛し、芸術家の村としてマチルダの丘を築きました。
フランスのアール・ヌーヴォーに対抗して、ドイツではユーゲント・シュティールと呼ばれた芸術の中心地がここだっあとか。
芸術に疎い私は、アール・ヌーヴォーあたりから、全く理解が及ばなくなってくるのですが、要はユーゲント・シュティールもアール・ヌーヴォーも、スペインのガウディも、分類すると同じらしいです。
そんな私が唯一興味をもったのが、壁の上を歩く不思議な人。
理解はできませんが、、なんとなく興味をひかれました。
丘を下りて、歩いていると、突然の雨。
雨宿りできるところを、と見つけたのがアイスクリーム屋さん。
ドイツは意外とアイスクリームも美味しいです。
ここで一服し、コーヒーとアイスクリームを、雨がやむまでゆっくり頂きました。
雨がやむと、車へ戻って、再びデュッセルドルフへと車を走らせました。