コッヘム(2015年1月2日)
******河童の王様******
エルツ城の内部観光ができなかったために、予定より時間が余ってしまいました。 そうすると、近くの街で気になるのは、なんといってもコッヘムです。

コッヘムの街 モーゼルワインの産地として知られている街ですが、ここのお城も雰囲気があると聞いていました。 時間にして、30分ちょっとというところでしょうか。 寄り道には最適でしょう。

街に車を止めて見上げると、丘の上に静かな佇まいの城が座していました。

城そのものの雰囲気はエルツ城と似ていなくないですが、違いは街から見上げることができる点です。 それだけで、受ける印象がずいぶん違うものですね。

可愛い街並みの雰囲気とマッチして、素敵な城下町という感じです。 さほど有名とはいえない城ですが、お城好きにはお勧めです。

ノイシュヴァンシュタイン城などは街が遠いですし、ハイデルベルク城は同じように街から城を見上げることができますが、城そのものが廃墟。 丘の上に城を抱えた城下町を期待するなら、コッヘム以上の街はないかもしれません。 ライヒスブルク城 コッヘムの城は正式にはReichsburg(帝国の城)と言います。

諸侯の領地ではなく、神聖ローマ皇帝の直轄領、すなわち帝国自由都市だったのではないかと思いますが、残念ながらコッヘムの歴史には詳しくなく、本当のところは分からないです。

さて、坂を登って、葡萄畑の間を抜けていくと、城に辿り着きます。

周りが葡萄畑というのは、さすがはモーゼルワインの産地コッヘムです。

そういえば、妻はこの町にワインジュレなるものがあることをリサーチしていて、お土産に買っていました。 この町を訪問する予定はなかったにも関わらず、このリサーチ力。 すばらしい。脱帽です。

本来なら名産のモーゼルワインを飲みながら、眼下の絶景を楽しみたいところですが、車なので諦めるしかありません。

その代わりに、お城に付属のカフェで、ケーキとコーヒーを楽しみました。

河童の王様 さて、この城には不思議な像が鎮座していました。 どこからどうみても河童にしかみえない。 いや、王冠を被っているので、河童の王様というべきでしょうか。

まさかドイツに河童伝説があったとは思えないので、歴代の城主にこういった顔の人物がいたのでしょうか? 城内のガイドツアーに参加すれば、何か説明があったかもしれませんが、時間の都合で参加しなかったので、謎は謎のままです。

この河童の王様の真似をして、妻とお互いに写真を撮り合いました。 結果は私の圧勝(笑)

妻は河童にはなれないようです。

その後、遅くならないうちに、次なる目的地ハイデルベルクへと出発しました。

私は、コブレンツ経由の道をイメージしていたのですが、ナビが案内したのは山越えの道。 雪道に怯えながら、なんとか山を越えました。 コブレンツ経由を指定すればよかった、とちょっと後悔です。

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