スロバキア史@(ハンガリー支配時代)
---大モラヴィア王国---
近年までチェコと連邦国家を 形成していたスロバキアですが、実は、 歴史的には南の大国ハンガリー との繋がりのほうが深い国です。

そして、ハンガリーやオーストリアといった他国の支配を 長く受け続けた国でもあります。

しかし、そんなスロバキアも自らの国家を持っていたと言われています。 大モラヴィア王国がそれです。 分かっていないことの多い国ですが、話をそのあたりから 始めてみたいと思います。

大モラヴィア王国が成立したのは9世紀と言われています。 スラブ人による国家で、スラブ人の中でも現在のスロバキア人に繋がる 人々による国家であったとも言われていますが、 よく分からないのが実態のようです。

この王国はスロバキア、モラヴィア、ボヘミアと広範な地域を 支配下に治めていたようですが、10世紀の マジャル民族の侵攻を受けて あっけなく滅びます。

---ハンガリー支配---
そのマジャル民族が建てた国がハンガリー王国 です。 それ以後、スロバキア地方はそのハンガリー王国に 組み込まれることになります。

ちなみに同様に大モラヴィア王国の支配下であったボヘミアやモラヴィアは チェコのプシェミスル家によるボヘミア王国の支配下に入っています。

さて、スロバキアです。 当然、歴史もハンガリーとともに歩むことになったわけで、 その歴史の詳細のほうは、ハンガリー史に記述を譲ることにしましょう。

ハンガリー王国の成立は1000年。 日本では、藤原道長全盛期にあたります。

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